お仕事紹介~デイケアイベント編~

 この日は、デイケアでイベントがあり特別メニューをご用意しました。当院には、二つのデイケアがあり、それぞれ利用者さんの要望を反映したイベントを企画。オードブルをつまみながらレクレーションを行ったり、自分が好きなのパスタソースをオーダーして、おかずやサラダはビュッフェ形式で、食後にはアイスがあったり…。

 この日も患者食、職員食は通常メニューなので、その合間をぬっての準備となると厨房は “てんやわんや” ですが、なんとか指定時間に間に合いました。デイケアも、この三年コロナ禍でイベントらしいイベントができなかったので、皆さん楽しんでくれたようです。コロナ前と全く同じとまではいきませんが、こうして利用者さんと一緒に楽しめるデイケアを運営しているので、ご興味のある方は、是非見学にいらして下さい。

お仕事紹介~検食編~

今日は、当院の管理栄養士の仕事の一部をご紹介します。患者様に食事提供する前には、かならず検食を行います。この検食では、味付け、硬さに問題がないか、献立の食材が正しく使われているかなどを確認します。そこで問題があった場合には、ここから味付けの訂正を行ったり、場合によっては作り直しを行うこともあります。何度か作り直しています…😭

それだけ重要な検食ですが、人間の感覚が頼りなので、できるだけ複数人で行うようにしています。この日も二人で行いました。これは、鯖の味噌煮、じゃが芋の韓国風そぼろあん、ワカメの酢の物です。この時期は、花粉症の影響で調理師も栄養士も嗅覚が鈍くなるので、味覚もブレやすく、特に注意が必要です。

他に私が検食する際に心掛けていることは、味の薄いものから検食すること、過度に空腹な状態では行わない(塩味に敏感になり過ぎる)ことです。昔お世話になった料理人の先生に「お腹いっぱいの時に食べて、美味しいと感じたら本当に美味しいものだね。お腹空いてる時は、何でも美味しく感じるから気をつけて。」と言われました。それからは、自分の感覚がブレないようにコンディションも考慮して、検食するようにしています。