~ある日の夕食~

こんちには。今日の夕食は患者様にも人気の天ぷら盛り合わせでした。

この日は、エビ、ちくわ、いんげん、さつま芋 あらためて写真で見るとすごい画力😆からっと揚がっている様子が伝わりますか?この後、蓋をして配膳車にセットするので、サクサク→しっとりに変わってしまうんですけどね…😑でも、私はしっとり天ぷらもそれは、それで好きです。別添の天つゆをこれでもかと染み込ませて、ごはんにのっけて食べると思います。

ちなみに、これら全部一人の調理師さんが揚げてくれています。4点盛り×120食(お粥の方は別メニュー)なので、約500個の天ぷらを揚げたんですね…。調理には技術と体力が必要だと痛感します。

天ぷらメニューは、いつも夕食なので、患者様が召し上がっている様子は見ていないのですが、記録を見ると残食が極端に少ないので、きっと喜んで頂けているのでしょう。

おさかなの献立

こんにちは。今日は、ボリュームたっぷりのお魚献立のご紹介。

こちらは、ある日の土曜日のメニューで“メダイの竜田揚げ、春菊のツナサラダ、磯風味温奴、かき玉汁”です。身がしっかりしたメダイを生姜を効かせた下味に漬けて、ガッツリ系に仕上げています。

写真では付け合わせがレタスになっていますが、みんなは千切りキャベツでした。職員食分で少し足りなくなったので、屋上のレタスを添えて提供しました。

この竜田揚げ、ちょっとレモンを絞って食べるのもいいな♪と感じました。

よしの病院の日曜ランチ🍴

日曜日のお昼ごはんと言えば、やっぱり麺!という方は多いのではないしょうか。

よしの病院でも、日曜のお昼は麺メニューになっています。(月に一度サンドイッチの日もありますが…)

こちらは、茄子のボロネーゼです。うどん、そば、ラーメン、焼きそば、パスタなどの麺類を季節に応じて提供しています。もう少し暑くなってきたら、ぶっかけ冷やし系のメニューも登場します。

麺メニューは、もちろん職員にも人気なのですが、オーダーが入るたびに仕上げるため、通常より多くのスタッフが必要となります。そうした理由で、平日に麺を出すのは、月に一度となっています。

春の献立

町田界隈は、さくら満開ですね。当院から見えるさくら並木もピンクの花びらに彩られています。そんな今日の食事がこちら。

さくらの風味が香る“さくらごはん”です。これは、塩漬けの桜をベースにレンコンや人参が入ったもので、大量調理用にこうした炊き込みごはんの素が販売されています。粥の方は、また別のメーカーの“桜寿司の素”。こちらには、レンコンなどの硬い食材は入っていないので、お粥用に使用しています。どちらも、さくらの風味と塩味が絶妙で、この時期にはとっても便利な商品です。

この日は、さくらごはん、松風焼き、いんげんのソテー、酢の物、なめこの味噌汁のメニューでした。あっさり系の昼ごはんに続き、夕飯には大人気メニューのエビチリが登場。このエビチリは、本格的な中華料理と同じ工程で調理しているので、エビのプリっとした歯ごたえも楽しんでもらえると思います。

~チキン南蛮~

先日は月に一度の芳野家でした。普段は患者様と同じ食事の職員も、この日だけは別メニューになります。過去の芳野家メニューから人気投票を行ったところ、栄えある第一位となったのが、チキン南蛮

鶏むね肉をシンプルな下味で揚げ、甘酢タレにくぐらせた後、特製タルタルソースを添えて頂きます。今回は、タルタルソースに隠し食材で福神漬けをinしたので、ほどよい甘さが加わわり、食感のアクセントにもなっています。

ボリュームたっぷり大人気のチキン南蛮ですが、ゆえに爆発的なカロリーがあり、病院食として提供することは叶わず。こうして、年に一度職員食で振舞われます。職員だけでなく先生達からも「とても美味しかった!再リクエストします」と嬉しい感想が寄せられました。

3月は別れの季節でもあり、当院の職員や先生も何人か移動や退職があり、寂しい限りです。4月から移動となる先生から「もう、ここのごはんが食べられないのが悲しいです」というお言葉が。よしのの味が恋しくなった時は、視察?研修?という体でまた遊びに来てください。お待ちしてまーす。

月に一度の栄養委員会

 こんにちは。今日は、月に一度開かれる栄養管理委員会の様子をご紹介します。よしの病院では、栄養課と各部署の栄養委員が集まり、それぞれの立場から栄養に関する情報を出し合い、話し合いを行っています。

そこでは、新しい食材の試食や栄養に関するインシデントの考察、ルールの見直しや検討、新メニューやイベントに関する提案など、活発な話し合いが行われています。

これは、新しく導入する予定の納豆の試食を行っているところです。

これまで、納豆を出す際、あらかじめ、お醤油やネギを加えて調味したものを一人ずつ器に盛って提供していました。しかし、患者様から「自分で醤油やからしを入れて食べたい」との声も寄せられていたので、個包装の納豆の導入を検討しています。

“粒かひきわり”か、“四角発砲トレーかカップタイプ”か。患者様の食事の様子を一番側で見ている病棟の職員が実際に開封して、タレを入れて、混ぜて…。何種類かある中から、一番混ぜやすい容器の納豆に決めました。

患者様や利用者様に直接関わる議題の時は、栄養課の中だけで決定せず、こうして様々な部署の職員で話し合って決めるようにしています。こうして会議を繰り返すことで、よりよい給食運営を目指しています。

よしの健康増進企画 Y-fitオープン!

皆さん、こんにちは。今年もあっという間に二ヵ月が過ぎ、当院にある早咲きの河津桜も咲き始めました。

秋から冬にかけて、ただでさえ活動量が低下しがちな上に、長引くコロナの影響で、すっかり運動不足を実感している私です。年々増量していく体重を目の前にしても、特別早起きしてジョギングもする気力も、ジムに行く気合も持ち合わせていないので、「職場に運動できるスペースがあったら多分やれるのにな…」と、やらない自分を正当化してみたり。

そこで作ってみました!職員向けフィットネスルーム その名も『Y-fit』こんな感じです。

数カ月前に栄養会議で「院内に、こんなスペースがあったら良くないですか?」と企画提案したところ、賛同してくれる職員も多く、実現に向けて業務の合間をぬって協力してくれました。この部屋は、コロナ関連の衛生資材が保管されており、まだまだ壁際に積まれていますがそれは、ご愛嬌。

設置してある器具は、職員からの寄付や当院のレクレーション用に倉庫に眠っていたのを引っ張り出してきました。他にも縄跳びや“Wツイスター”なる健康器具があります。現在はさらに器具が増えて、“〇〇コア”と呼ばれる夜中の📺で見かける、腹筋をバッキバキにするアイテムも加わっています。

休憩時間に軽い運動(15分程度)ができる環境を整えることで、職員の健康増進とストレス緩和につながったり、職員の交流の場になってくれれば嬉しいですね。

チャレンジメニュー~カツとじ丼~

こんにちは。当院の献立表には、時々”チャレンジメニュー”なる表記があります。これはどんな意味があるかというと、患者様からリクエストがあったメニューなど、今までやったことのないけどチャレンジしてみるので、お楽しみに!という栄養課目線での宣言なんです。

これによって、患者様も「ほうほう、栄養課がなんか新しいことやってみるんだね」と心構えをしてくれたり「どんなメニューなんだろ」と想像を膨らませてくれたり。

新メニュー提供するまでには、試作を行いますが、実際に大量に作ってみるとイメージ通り仕上がらないこともあります。なので、100%のクオリティーじゃなくてもちょっとだけ大目に見て欲しいという思惑も…☺去年の6月から始めたこの取り組みですが、患者様もすぐに理解して下さり、ご意見箱には「どんどんチャレンジしてみて下さい」「チャレンジメニュー楽しみです」という嬉しいお言葉が届いています。

そんなチャレンジメニュー 今回は、大量調理では難しい”卵でとじるタイプのかつ丼”です。某スーパーの総菜部門の特集📺(一番人気はかつ丼)を見ていた栄養課の職員が、うちもスチコン(スチームコンベクションオーブン)でかつ丼を作れるんじゃない?と思い立ち、何度か試作をして、ようやく今日のお披露目でした。

実際180人分作ってみると、ホテルパン1枚分と4枚分では、スチコンの火の通りが違ったり…。ちょっと焦りましたが、なんとか形にできました。担当した調理師さんと改善点を話し合ったので、次回はさらに良い状態のものを提供できると思います。残食もほとんどなかったので、患者様からの評価はまずまずだったということでしょうか☺

二日遅れの福は内♪

皆さん、節分の豆まきはしましたか?当院のDCでは、看護師Oさんがノリノリで👹になったとか、ならなかったとか…。

さて、院内では今日が二日遅れの節分メニューでした。今回は、当院が業務委託している給食会社の新人栄養士さんが、研修の一環でメニューを立てることに。新人さんに刺激を受けて、新しいことにチャレンジしてみよう!と初めて太巻きを提供しました。

粥には、具をセットに
太巻きは小鉢として、豆ごはん、鰆のもろみ味噌焼き、もずく酢、なめこ汁

巻き寿司は、入院患者様から長年リクエスト頂いていたメニューでした。その度に、出すとしたら寿司を献立のどのカテゴリーで組み込むか、当日の作業工程、患者様が安全に上手く食べられるか(誤嚥のリスク)など不安要素も多く提供には至りませんでした。

しかし、栄養課内での調理師・栄養士の経験年数も伸び、皆がベテランの域に。安定したレベルで食事提供できるようになったことも後押しして、今回太巻きにチャレンジしました。

誰を当日の担当にしようか相談していたら、若手調理師さんが学生の頃アルバイトで太巻きを巻きまくっていた事実が発覚!早く言って~と総ツッコミ。もちろん即決です。

そして当日は、写真のように手際よく巻き巻き・・・あっという間に160人分の太巻きが完成しました。ごはんが食べられない粥の患者様には、具を皿盛りにして、ご自身で粥にかけて食べてもらうスタイルに。

食事時間に病棟を訪問すると、いつもは表情の変化が少ない患者様が、食事を手に取りニコッとなった瞬間に立ち会えました。本当に嬉しい瞬間です。

これからも喜んで頂けるような食事を提供していきたいです。

㊗New食器洗浄機導入!

ここ、よしの病院で20年間365日頑張り続けてくれた食器洗浄機が今月末で勇退のはこびとなり、本日待ちに待った最新式洗浄機が搬入されました。

朝食分の食器洗浄終了直後から、その道のプロフェッショナルが手際よく撤去、配管等周辺設備の調整をしてくれました。撤去が速すぎてシャッターチャンスを逃してしまったほどです。

この日の作業は夕方までかかるということで、昼食は患者様も含めて、このような感じでディスポ容器で提供。当院では、年に一度の炊き出し訓練で、ディスポ容器給食を経験しているので、患者様も慣れたもの。皆さん、混乱なく召し上がっていました。

温玉ドライカレー

ドライカレーには、野菜や大豆がたっぷり入っているので、見た目より食べ応えがあり、しっかりお腹いっぱいに。秋冬限定の温玉(夏は衛生管理の観点からお休み)も患者様から好評でした。

洗浄室での作業はその後も続き、ついに設置完了。このF社の最新洗浄機、以前よりコンパクトで省エネも兼ね備え、それでいて洗浄力は比べようもないほど強力です。本当にびっくり…。

当日の夕食から使用開始したのですが、その翌日の早朝・昼もF社の社員の方が来て下さり、使用方法を各時間帯の職員にレクチャーしてくれました。アフターフォローが手厚いですね、大変助かりました。

先代の洗浄機に不調が出てからこの日まで、手洗い強化で乗り切ってきましたが、その間も食器が清潔に保たれていたのは、厨房職員全員が「絶対に洗い残しがないように」というプロ根性で頑張ってくれたおかげです。この洗浄機も、きっと20年くらいは頑張ってくれるはず⁈大事に使っていきたいと思います。